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立川市内交通円滑化のための交通環境改善に係る緊急要望

立商発第284号-1
平成26年3月28日

立川市長
清水 庄平 殿

立川商工会議所
会頭 佐藤浩二

立川市内交通円滑化のための交通環境改善に係る緊急要望

 春暖の候 貴職におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
 平素より立川商工会議所の運営・活動に対してご理解とご協力を賜り、有難く厚く御礼申し上げます。
 さて、平成22年9月に提出した「立川市都市軸沿道地域企業誘致条例」制定時における立川商工会議所の要望事項については、前向きなお取扱いをいただき、立川市と立川商工会議所は協働して既存企業の活性化策を講ずることとし、「立川まちづくり戦略会議」の設置を実現、共に協議を重ねてきております。
 この過程の中、立川都市軸沿道地域企業誘致条例の第一号企業として、イケア・ジャパン株式会社の出店が具体化するにつき、共存共栄による地域経済の活性化を目指して、立川市の助成のもと「立川市商業活動影響調査」を3年間にわたり実施してまいりました。
 平成23年度~25年度の3年間にわたる「立川市商業活動影響調査」の内容は、

・平成23年度:今後2~3年内に開発される具体的な案件を念頭に、交通量増加による影響を予測し交通面での対策を検討する「交通実態調査」
・平成24年度:前年度実施した調査より抽出された課題の解決策を具現化するため、来街者の消費行動や今後の意向等を把握する「商業マーケティング調査」
・平成25年度:平成23~24年度実施した調査の結果を踏まえ、ALL立川によるまちづくりを推進するために、交通対策に関するアクションプランについて、具体的に計画または導入の可能性を検証する「社会実験の実施と評価」

を行ってきたところであり、その都度立川まちづくり戦略会議等で協議してまいりました。
 併せて、都市計画道路等整備の早期実現についても各方面に要望活動をしてきたところであります。
 これまで、3年間の調査結果にもとづいて、都市機能の拡大に応える総合的な交通環境の改善を図るとともに、将来に向けたさらなる地域の活性化を目指す観点から、

  1. 商圏の広域化に対応する幹線道路体系を形成する都市計画道路整備の促進
  2. 多摩都市モノレールを中心とするP&Rシステム導入を契機として、徒歩・自転車・バス等による連続したネットワークの形成と街を楽しめる環境の整備
  3. 中心市街地において円滑な交通流動を妨げないよう路外駐車場の規模、配置、サービス体系等の整備、運営、管理のあり方に関する方針の策定と実施
  4. 合理的・計画的に交通円滑化を推進するための実態把握と、利活用システムの導入実施
  5. 全市的な既存企業の活性化を促進する施策の構築

の5項目を重要課題として抽出するに至りました。
 これらの課題解決に向けて、積極的に取り組んでいただくことを切望いたします。
 更にまた、来る4月10日にはIKEA立川店の開業が予定されており、当面の市内交通円滑化のための交通環境改善が急務となっております。
 つきましては、緊急を要する下記事項について直ちに対応していただくよう強く要望いたします。

  1. 駅前市街地・都市軸(サンサンロード)の魅力的な歩行者環境の整備
  2. 現在の市事業を発展させたレンタルサイクルシステムの整備
  3. 駅前市街地・都市軸の回遊性を高めるシャトルバスやコミュニティバスなどの整備
  4. 駐車場のサービス体系・水準に関する指針の設定導入
  5. 交通円滑化にかかわる出店事業者への親切・丁寧な行政指導と迅速な対応
  6. 一元的な道路混雑情報・駐車場満空情報の収集・提供と迂回動線の広報
  7. 交通実態把握のための定点観測カメラ等の設置と利活用
  8. 道路管理者、交通管理者等関係者のリアルタイムの道路交通に関する情報共有化と緊急時における連絡体制の整備

 

以 上